元旦の帰阪の途

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地震により被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

 

昨日、僕は帰省から戻って来ました。

朝早い時間帯に出発して、東京駅で乗り継ぎで、昼過ぎに新大阪に到着するという作戦でした。

乗り継ぎのところを30分ちょいほど余裕を持たせまして、

東京駅の構内のお店で駅弁と人気のスイーツ的なお土産を購入しようと思っていました。

30分もあれば買い物とトイレを済ませてから新幹線に乗れるでしょ、という算段だったのですが、甘かったです。

各地の駅弁が集まるという駅弁売り場は、人人人でごった返しており、
大きなリュックを背負って売り場に入るのは自殺行為、
ちょっと覗いてみたところ、レジの行列も長くて、
この中に入り込んだとしてもお弁当選びをして会計完了までのプロセスを
30分で勝負するのは非常にリスクキーだなと一瞬で悟ってしまいました。

じゃあ、せめて何か美味しいスイーツを!と思って構内をウロウロしてみたのですが
どのお店も行列です。
しかもなかなかピンと来るものがなく、

「じゃあ、これにしようかな」と思ったお店はみんなもピンと来てるようで
並んでいたら新幹線に間に合わなさそうなので、結局断念することにしました。

単にトイレを済ませて、ウロウロして30分を過ごしてしまいました。

なんという無駄な時間・・・

下調べして、行くべきお店を決めて行くべきだなって思いました。

あと、お弁当屋さんに入るには大きなリュックでは無理。
または、人混みを押し分けて入るほど傍若無人な性格を持ち合わせて行く必要がありますね。

 

さてさて、そんな失意の中、新幹線に乗ったわけなんですが、

元旦なので帰省ラッシュもひと段落しているだろうと思っていたものの下りの新幹線はほぼ満席でした。

窓際は取れないとしても、せめて3人がけの通路側を取れば、真ん中の席は空席だったりするのが通常の新幹線だったりするのですが、
この日は真ん中もしっかり予約済み。

僕の隣は小さな女の子を連れた若いご夫婦。

そして、通路を挟んだ隣の二人並び席は50代と思われるご夫婦でした。

世代の違う夫婦二組に挟まれての移動だったわけですが、

なんだろう?どちらも理想の夫婦って感じでした。

通路を挟んだ隣のご夫婦は、二人で楽しく駅弁を広げて、
お酒を飲みながら静かに楽しそうに会話をしていました。

そして食事が終わったら旦那さんはタブレットを眺め、
奥さんは旦那さんに寄り掛かりながら本を読んでいるのが視野に入りました。

隣の若いご夫婦はお子さんと静かに喋ったり、遊んだりしながら
いつしか3人とも眠っていました。

なんともいい空間だなあって思いながら僕は本を読みつつ新幹線に揺られてました。

特に、旦那さんに寄り掛かって本を読んでる奥さんの姿、
それを受け止めてる旦那さん。

すごく良い光景でした。

なんだろう、世代は違うけど、どちらも理想的だなって思ってしまって

心が温まる帰阪となったのでした。

ちなみにお土産は新大阪駅で買った堂島ロールとなりました。

いつでも買えるけど、毎月買うわけでもないですし、

めっちゃ美味しいのでヨシとします。

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